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混迷度ますます上昇中
「それでも観たかったの」
碧の言葉にいつもなら強気で答えてくる皐月も、今日ばかりは覇気がない。 「今日絶対寝れない。自信ある。あああああ〜」 「大丈夫か?」 「だいじょーぶじゃない・・・碧、何かおいしいもんおごって・・・そしたら治るぅー」 「・・・元気じゃん」
皐月と碧は、一緒に動いたりすることが多い。 碧が目指していたミスドに、ふたりは足を踏み入れた。 「ほら、何頼む?」 「わーい。じゃあれとー、これとー、ウーロン茶お願いします♪」 「・・・やっぱり元気じゃん」
自分達は傍からどう見えているんだろうか、と碧は思う。 「思うんだけどさ・・・この春休みおれのとこ入り浸ってるけど、彼氏はどうしたの」 「なに急に。しかもいつの話してんの。半年前に別れました」 「え、マジ?」 「マジです。だから碧をあちこち引っ張りまわしてるんじゃない」 「それはいつも。皐月言わなかっただろ、初めて聞いたよ」 「そうだっけ?まぁでもそうなる予定の人はいるから、何にも問題ないわ」 彼氏と別れたと聞いて気分が浮上したと思えば、にーっこりと笑ってそう言う皐月にまたしても灰色の気分が這い出す。 碧はまたため息の回数が増えそうだと思った。
彼と彼女は case 2
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