bitter n sweet 2

 

 


「はぁ・・・」

これで何度目か分からないため息。
もうこんな時間かよ・・・。
なんとか急いで「仕事」終らせたけど、こんな時間じゃもう会えねーよな・・・。
・・・・・・絶対、怒ってるよなー・・・。
思い浮かぶのは、怒ったちえりの顔だけ。疲れなんて、どーでもいい。

「なんでこんなタイミング悪いんだよ、っとに・・・」

会う約束したとたんにこれだぜ・・・。
絶対誰かジャマしてるに違いない・・・。

時刻は、11時33分。
携帯を握りしめて、少し考える。
この埋め合わせができる日は・・・いつになるんだろうか。

「・・・・・・」

絶対、いろいろ言われるけど・・・メールじゃなく電話がしたい。
いつぶりか会ってない、ちえりの、せめて声だけでも聞きたかった。
寝てたらほんとごめんだけど。それでも。

「・・・ぅし」

おれは携帯画面にちえりの名前を呼び出して、通話ボタンを押した。

 

 

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