antidote

 

 


"If you ever feel like you need,
 Someone to be your antidote to lonely,
 I'll be quicker than you'd imagine me,
 Let me deal wid your lonely"


歌を歌いながら、この歌詞を思いながら、ふぅんって思う。


「もしあなたが誰かに寂しさの解毒剤になってほしいなら、
 あなたがあたしを思いつく前にすぐなってあげる。
 だからあたしに、あなたの寂しさをまかせて」


はっきし言って、すごいと思う。
別に、そんな深くもんもんと考えてるわけじゃないけど。
この歌詞って、「寂しさのクスリになってあげる。だからあたしを選んで」
って言ってるわけでしょ?

…言えねー。

あたしは言えない。こんなこと。言える人もいるかも知んないよ?
でも人ひとりの寂しさを埋めるっていうのは、はっきり言ってカンタンじゃないと思う。
あたしは。
かと言って安易に難しいっても言えないけど。
…繊細なものなんだと思う。

でもなぁ。
寂しさを埋めるためだけの存在には、なりたくない。
そんなの…「恋愛」って言わないでしょ?…違うかなぁ。
ぐぐぐ。難しい。

…そもそも、なんでこんなあたしらしくもないこと考え込んでんだかっ。

 

でもどうせならあたしは、「解毒剤」ってより「サプリ」になりたいな。

元気が欲しいときは、分けてあげれるような。
幸せだったら、それを倍増するような。
悲しかったら、それをせめて和らげてあげれるような。

……修行が足りないなぁ。
今の状態じゃ、紀由があたしのサプリだよ…。

でも、「こういう風になれたら」って思えたのは嬉しいかも知れない。
それだって、立派な第一歩だよね?
紀由に寄っかかってばっかりじゃなくて、隣に満ち足りた顔で立ってたいもん。
あたしだって、こんなこと思うんだから。

ふんふん。
ちょっとはオトナになったじゃん。

そう思いながら、あたしは歌に再び耳を傾ける。