it might be coming soon... hehe
Your Face, My Faith
別に、怖いわけじゃない。 解決できないなんて、思ってない。
落ち着いていられてるのは、この人のお陰。 色々な面や、サポートをとてもありがたく感じているのだって、本当。
でもやっぱり、不安をすべてなくすことなんてできない。
恐怖や苦痛と引き換えに、わたしは違う種類の辛さを得てしまった。
例え記憶の中を動き回っているだけでも、危険な目に遭ったり彼とはぐれてしまうのは、とても不安で。
例え患者ではなくパートナーとして一緒に動いていても、いつかはもとの関係に戻ってしまうんだと思うと、とても辛くて。
今の今までわたしの手を握ってくれていた大きな手に、必死にすがってしまいそうになる。
それは間違った感情。 きっとそう。
この気持ちには覚えがある。 淡くて強くて切ない、特殊な感情には。
けどこれが錯覚じゃないなんて、わたしには言い切れない・・・。
「若宮?」
急に呼ばれて、わたしはぱっと顔を上げる。
そこには案の定、わたしを気遣う様子の彼。 きっとわたしがまた、恐怖や不安に捕らわれていると思ってるのかも知れない。
いらない心配はかけちゃだめなのに・・・わたし何やってるの。
「大丈夫か?」
「は、はいっ。 ごめんなさい、ちょっとぼーっとしちゃって」
「疲れたんだろう。 今日はほぼ1日中ダイブしてたからな」
「梁瀬さん、ありがとうございます。 お疲れさまでした!」
わたしがあせあせと頭を下げると、梁瀬さんは薄く苦笑いした。
へぇ・・・この人もこんな顔、するのね。
「それはお互いさまだろう。 それにその口調、やっぱり直らないな。 せめて呼び捨ててほしいところだけど」
「いえいえいえっ、そんな! だって梁瀬さんは先生だし、」
「じゃない」
「わたしより年上だし、」
「対して変わらないだろう」
「助けていただいてるんだし!」
「俺の方こそそうなんだけど」
あぁ、どれも言い返されちゃった・・・でもやっぱり敬語やさん付けをやめられないだろうな、この先も。
・・・その方がいい。 けじめをつけて、立場を思い出せるから。
錯覚を本物と思い込んでしまわないように、気を引き締めていられるから・・・。
おかしな気持ちを封じ込めてしまうには、その方がいいんだ。
実際はそんなに恋愛恋愛してない、と思われ…(笑)多分。
精神的にも年齢的にもちょこーっとだけ、オトナでいかせていただきます。
ですがとーぜんのごとく、18禁のジの字も出てきません(爆)ですので、安心してお読みいただけるかと。なんじゃそら。
カウンセラーモノと見せかけて、実はうっすらファンタジー。多分。
ムダに字数稼ぎやがる物語ではございますが、登場の際には一読してやっていただけると嬉しく思いますv 詠
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